戻り高値・押し安値とは?

戻り高値・押し安値を意識したエントリー方法

このページでは、ダウ理論をベースに、戻り高値・押し安値を意識した王道のトレンドフォロー型の手法に関して、解説しております。


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ダウ理論 戻り高値と押し安値

基本的には、現在の相場状況を判断する方法になります。

そして、その判断をする為に、戻り高値と押し安値が重要となります。

ここで皆さんにお聞きしたいのですが、

戻り高値・押し安値って知っていますか? 

普通の高値・安値との違いを説明できますか?

リアル相場の中で、見つけることが出来ますか?

知らない人も多いかと思いますので、順を追って紹介していきます。

本当の意味で背景分析をするなら、この知識は必要不可欠です。

かなり重要なので、ぜひマスターして頂きたいと思います。

まず最初に、ダウ理論に関して、解説したいと思います。

少しFXの勉強をされた方ならだれでも知っているかと思います。

「今更そんな基礎の話はいらない」と感じている方もいるかもしれませんが、

本当に理解できていますか?

そして、ダウ理論をリアルチャートの中で活用できていますか?

言葉を知っていても、本当に理解し、相場の中で活用できている事が、一番大切です。

ダウ理論とは?

ダウ理論の6つの基本原則:

  1. 平均はすべての事象を織り込む
  2. トレンドには3 種類ある
  3. 主要トレンドは3 段階からなる
  4. 平均は相互に確認されなければならない
  5. トレンドは出来高でも確認されなければならない
  6. トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

①から⑥までの原則をここでは詳しく解説はしません(他の人達のサイトに任せます)が、

結局は「チャート上のローソク足を見る事で、相場環境がどのような状況か?買い優勢なのか?売り優勢なのか?レンジ状態なのか?等、様々な情報を読み取ることができる」と私自身解釈しています。

この中で、一番大切な考えは⑥の「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」です。

トレンドというものは、高値と安値を交互に形成していきます。

そして、右肩上がりに上昇していくものを上昇トレンド・右肩上がりに下降していく波を下降トレンドと呼びます。

上の図を用いて解説しますと、

上昇トレンド:

A→B→C→Dのように、高値と安値を形成しながら、波を形成しています。そして、高値は更新され、安値が切り上がっているような形を上昇トレンドと呼びます。

下降トレンド:

同様に、安値が更新され、かつ高値が切り下がっている形を下降トレンドと呼びます。

さて、基本原則⑥の「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」とありますが、明確な転換シグナルってなんでしょうか?

当然、上昇トレンドや下降トレンドの形が崩れる時の事を示しているのですが、より分かりやすくとらえる為に、戻り高値と押し安値をしっかりと把握する必要があります。

戻り高値と押し安値は聞いたことがある人もいると思いますが、多くの人がしっかりと理解できていないように思われます。

詳細に解説しますので、しっかりと読んで理解してください。

この考え方は今後の手法を使いこなす為に、必要不可欠な考え方になります。


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戻り高値・戻り安値の定義と解説

さて、戻り高値と押し安値の定義をまずは述べます。

定義:

戻り高値 ・・・ 直近の安値を下回った波の起点となる高値

押し安値 ・・・ 直近の高値を上回った波の起点となる安値

現在、上昇トレンド中です。

Aの高値を作った後、一旦、価格は戻して、Bの安値を形成しました。

その後、Aの高値を更新し、Cの新しい高値を形成しました。

この時に、Aの高値を突破した波B-Cの起点となる安値Bが押し安値となります。

後に、そのまま価格は下落してきて、押し安値Bを下に突破しました。

この時に初めて、上昇トレンドが終了したと考えることができます。

もう少し、詳しく見ていきましょう。

上の図のように、A→B→C…のように上昇トレンドが形成されています。

Aの高値を上に突破し、B-C波が形成されたので、押し安値はBになります(押し安値1と表示)。

そして、さらに上昇トレンドは継続し、Cの高値を更新し、D-E波が形成されました。

この時はじめて、押し安値はDに移動します(押し安値2と表示)。

その後、Fの谷とGの山が形成されて、Fの安値を下回ってきました。

多くの人はFの安値を下回ったので、下落トレンドになったと考えがちですが、ダウ理論では間違った考えになります。

Cの高値を更新したD-Eの波の起点の安値=Dが現在の押し安値なので、このDの安値を下回らない限り、まだ上昇トレンドは継続中と考えないといけません。

この時に安易に売りで入ってしまうと、損切りになるケースがほとんどです。

なぜなら、相場に参加している人達の多くは買い目線でいるからです。

その後、もしDの安値を明確に下回ったら、上昇トレンドは終了し、下降トレンドになるかもしれないと考えることが出来ます。

一方で、Dの押し安値を突破せず、反転し、再度上昇してきたら、上昇トレンドは継続していると考えます。

続いて、実際のチャートで見ていきましょう。

チャート設定の項目で、インジケーターの解説をしましたが、重要となる高値や安値はZigZagを使用する事で、把握しやすくなります。

ここで、一つルールを設定したいと思います。

終値で超えなければ、高値更新もしくは安値更新とは考えない。

まず、Aから上昇トレンドが開始されたとします。

その後、B→C→Dと波が形成されました。

この時、Bの高値を更新し、Dの新しい高値を形成しました。

この時に初めて、Cが戻り安値になります。

その後、E→Fと波が形成されましたが、Dの高値に関して、Fの高値はヒゲで超えてはいるが、終値で超えていないので、戻り安値はCのままです。

よって、上昇トレンドは継続中と考え、エントリーするなら、買いで狙いを定めていかないといけない相場状況です。

その後、Gの安値を形成し、H→I→Jと波が形成されました。

G-Jの波が高値F(この時、高値Dではなく、ヒゲでも高値を突破したFの高値を意識します)を突破しましたので、その起点となる波の安値Gが押し安値となります。

続いて、戻り安値に関して解説します。

現在、下降トレンドの状態で、A→B→Cと波を形成しました。

ここで、Aの安値を更新したB-Cの波の起点となる高値Bが戻り高値となります。

このBを上回ってきたので、下降トレンドは終了したと判断します。

もう少し詳しく見ていきましょう!!

A→B→C→Dと下降トレンドが形成されています。Aの安値を更新し、新しいCの安値が

形成されました。この時の戻り高値はBになります。

その後、Cの安値を更新し、Eの安値が形成されました。

この時に戻り高値はDからBに移動します。

その後、Eの安値は更新されず、高値Fと安値Gが形成され、高値Fを上に抜けました。

この時点では、まだ、戻り高値はDの位置なので、下降トレンドは継続していると考えないといけないので、売り目線です。

その後、Dの戻り高値も上抜けたので、ここで初めて「下降トレンドは終了したな」と考えることができます。

では実際のチャートで解説します。

AからNまで高値と安値を形成しながら、下降トレンドが形成されています。

それぞれの安値を更新し、高値が切り下がっているのが確認できます。

この時、点線と赤丸に示している箇所が戻り高値を示しており、トレンドが形成される中で、安値がD→F→H→Nの順に更新される度に、E→G→Iと戻り高値は移動していきます。

ここまで、説明してきたのを読んできてくれた方でしたら、「現在の価格がNの位置にいるならば、戻り高値はIの位置と考える事ができ、Iを上に抜けてくるまでは、下降トレンドは継続している」と認識できるはずです。

チャートを用いた解説

さて、戻り高値と押し安値の判別の仕方が分かったかと思いますので、例題をいくつか解説したいと思います。

例題1

解説用として、Aが押し安値と設定し、それを下回ったところを基準に説明します。

今は下降トレンド中で、B→C→Dと波を形成しました(この時、Bが戻り高値です)。

その後、Cの安値を下回り、Eの安値をつけました。

この瞬間、Dが戻り高値となります(Dの右側の少し低い①の高値が戻り高値ではないの?と思われる人もいますが、あくまでもCの安値を突破した波はD-Eなので、Dが戻り高値と私は考えています。

①の高値よりもすぐ上にDが位置するので、Dがより意識される高値であるとも考えることができます)。

その後、Dの戻り高値をヒゲで突破したが、価格が戻ってきて、Fの安値を形成します(この時、Dの高値を終値で上回っていないので、いまだ下降トレンド継続中です)。

続いて、Dの高値を上回り、Gの高値を形成しました。Dの高値を終値で上回った瞬間に、下降トレンドが終わり、上昇トレンドが始まるかもと考えことができます。

その時、Eが押し安値となります(Fが押し安値ではないの?と思われる人もいるかもしれませんが、Dの高値を突破した一つの波はどれか?と考えると、E-Gの波なので)、そして、Gの高値を更新し、Iの高値が形成。この時の押し安値はHに移動します。

その後、Iの高値も突破し、Kの高値を形成。押し安値はJに移動します。

例題2

Aから上昇トレンドが始まったとします。

A→B→C→D→E→Fと波を形成しました。

この時、押し安値はEとなります。

その後、押し安値Eを下に下回ったので、「あ、上昇トレンドが終わり、下降トレンドが始まる可能性が高いので、売り目線に切り替えていこう!!」と考えることができます。

その後、G→H→Iと波を形成しました。この時の戻り安値はHですね!!

例題3

Aからスタートです。

A→B→C→D→Eと波が形成されました。

この時の押し安値はBの高値を更新した波(C-D)の基準となる安値なので、Cですね。

その後、Cの安値が意識されて、反発しましたが、Fの高値を形成し、下落。

Cの安値を下回ってきたので、上昇トレンドは終了し、下降トレンドに転換したと考えます。

そして、G→I→J→K→L→Mと波を形成しました。Iの位置に価格がいるときは、Hが戻り高値になります。

Kに価格がある時は、Jが戻り高値です。

そして、K安値を下回って、Mの安値を形成しましたが、終値で突破していないので、戻り高値はLではなく、Jのままです。

その後、上昇し、Jの戻り高値を上回ったので、下降トレンドは終了。上昇トレンドに変わった!!と考えます。

例題4

レンジ相場の例です。

Aから波が開始されたとします。

A→B→Cと波が形成されました。Aの戻り高値を突破したので、上目線です。

そして、急落してBの押し安値をヒゲで下回ったが、反発してDの高値をつけました。

その後、Eまで下落し、Bの押し安値を終値で突破したので、売り目線に切り替えます。

この時の戻り高値はどこかというと、Dです。

(Cではないの?と思われる方もいるかと思いますが、CでもOKなのですが、CとDの価格の間は大きく開いていますし、普通にチャートを見ると、D-Eは目で見て明確にわかる波が形成されているので、この場合、私はDを戻り高値と考えます。)

その後、Fの高値を形成しましたが、終値でDの戻り高値を上回っていないので、売り目線のままです。

そして、G→H→I→Jと波が形成されました。Dの戻り高値を終値で、上回ったので、買い目線になります。

Iの押し安値を下回ったので、売り目線にします。

K→L→Mと波が形成され、戻り高値のJを上回ったので、買い目線に切り替えます。

レンジ相場の場合は、難しいです。人それぞれ、意識している高値や安値が異なるケースもあります。

その場合は、レンジ相場なので、慎重に取引しよう。

トレンドが明確になってから相場に参加しようというように、割り切って考える事で、無駄なトレードが減るかと思います。

まとめ

ZigZagを表示している理由としては、高値と安値が一目でわかるので、このインジケーターを採用しています。

経験上、重要な高値・安値を8割以上はZigZagがカバーしてくれます。

ただし、完璧なインジケーターはどこにも存在しないように、カバーしきれない部分も当然あります。

特に細かい高値安値はZigZagでは対応しきれないです。

ですので、日ごろ、チャートを見て、どこが意識されている高値・安値なのか?を考えて取引してください。

戻り高値・押し安値は相場に参加している多くの人が意識している高値安値です。

つまりその高値安値を基準として、取引の戦略を立てます。例えば、

  • 戻り高値が意識され、反発しそうなので、売りでエントリーしてみよう。
  • 戻り高値を上回りそうなので、突破したら、買いエントリーしてみよう。
  • 何度もサポートラインとして機能している(3回以上反発している)戻り安値を下回ったら、一気に価格が下落していくから、指値注文を入れておこう。

上にあげた例は一例ですが、このように戦略を立てて、取引をおこないます。

言い換えれば、まずは押し安値・戻り安値を見つけることが、一番最初に行う事になります。

さて、ここまで読んで頂けた方は、トレンドの転換点である戻り高値・押し安値を認識できるようになったかと思います。

では、この戻り高値・押し安値を基準とにした具体的なトレードをどのように行えばいいのでしょうか?

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動画解説

動画で解説しました。理解できなかった部分がありましたら、ご覧いただければと思います。

押し安値とは?

 戻り高値とは?

押し安値・戻り高値 チャート解説


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